11/8は“いい歯の日”歯のあるorない人も、お口のケアは大切!
11月8日はいい歯の日ですね。歯のある人にもないに人も、お口のケアは大切です。
本日は弊社の初任者研修で口腔衛生の講義を担当していた職員に、お口のケアのポイントを聞いてきました。
🦷歯がある人のケア

まずは歯ブラシで磨く……普通のブラシでバス法(歯と歯茎の境目に45度の角度であて、一本の範囲で細かく動かす方法)で磨くのがおすすめです。
力をいれると歯茎を傷つけてしまうため、えんぴつ持ちか二本の指で軽く挟む程度の力で歯のほっぺた側、べろ・喉側、同じように丁寧に磨きましょう
フロス&歯間ブラシ……歯と歯の間の面(コンタクト面)は、歯ブラシは絶対に届きません。
タフトブラシ(細い毛束のような、隙間用ブラシ)でも届きません。
そのため一番虫歯のできやすい場所になっています。
表面から見えにくいので、発覚が遅れることも。
かならずフロスや歯間ブラシで食べかすを取り除いてください。
若い頃は歯と歯の隙間は点で接触していますが、加齢とともに摩耗し、段々面で接触するようになり、ますます挟まった者が取れにくくなります。
ご自分の歯の隙間のおおきさにあったフロスや歯間ブラシで、汚れを取りましょう。
🦷歯がない人のケア

総入れ歯で歯がない場合も、口の中の清潔を保ちましょう。具体的にはガーゼや柔らかいスポンジブラシで口の中を優しくこすって汚れを落とします。
歯がないひとは虫歯になることはありませんが、歯周病菌があると血糖のコントロールが悪くなったり、夜間雑菌の多い唾液を誤嚥することで誤嚥性肺炎を引き起こすリスクが高まります。
油断せず、日頃からお手入れしましょう。
😁 入れ歯・部分入れ歯のケア

入れ歯・部分入れ歯は、普通の歯磨き粉や歯ブラシでみがくと樹脂が傷ついて入れ歯の寿命が短くなってしまいます。
樹脂部分は専用の柔らかいブラシ、金属部分は専用のブラシ、全体の除菌・洗浄は器具にあった洗浄剤をつかって、清潔を保ちましょう。
🧑⚕️🦷 最後に…

どんなにケアをしていても、虫歯になることはあります。
「治療が怖い」「予約が面倒」などの理由でなかなか受診に踏み切れないことがあると思います。
でも!!「あれ?なんかしみてる?」くらいのうちに受診すれば、ガリガリ削ったりせずに簡単な処置で済むこともあります。
また、虫歯が悪化して細菌や炎症物質が血管に入ると思わぬ全身性の病気に繋がることもあります。
おおごとになるまえに、受診しましょう。
入れ歯が合わない等の問題も、「ちょっとがまんすればいい、いちいち言ったら先生に悪いし」などと遠慮して使いにくいまま我慢していることもおおいようです。
自分の歯でも入れ歯でも、違和感があると食事が苦痛になります。
遠慮せず聞いてみましょう。
🪥 まとめ
歯があるひとも、ない人も、日頃からお口のケアをしましょう。
おかしいな?と思ったら歯科を受診しましょう。
異状の早期発見のためには、時間や経済状況が許せば定期的にクリーニングに通うのがベストです。
介護度が重くてひとりで外出できない人でも、いまは訪問歯科という選択肢もあります。
歯の異状を感じたら周りの人に相談してみてください。

